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Vocaloid2 Control Dashboard (通称・Vocaloid Controller)
Ver 0.91 http://www11.axfc.net/uploader/20/so/He_88579.zip.html (PW: flvoctrl) 
Ver 0.91 ttp://flplayground.web.fc2.com/bin/VocaloidControllerRV091.zip

2008/04/05 FL Studio @ ウィキ Dashboardのページより移動&内容修正。(まだ修正中)


2008/5/某・この Dashboard等を用いて作成したファイル(mid形式)をVSQに変換するコンバータを公開しました。→ こちら
どういう物?
(株)クリプトン社( http://www.crypton.co.jp/mp/pages/prod/vocaloid/ ) 製 Vocaloid2、
Zero-G inc.( http://www.zero-g.co.uk/index.cfm?articleid=804 ) 製 Vocaloid2 を
通常の VSTi 音源として利用する際に使うコントローラ(Dashboard)。
何の意味があるの?目的は?
Vocaloid の RealtimeVSTi を利用し、FLのピアノロール上で「ボーカロイドエディタ」を再現してみたかった。

#Rewire による接続でなく、「あくまで 普通のVSTi音源として使ってしまう」事が目的。
#ダイナミクス他、各種Vocaloid固有の表情プロパティも全てグラフィカルに制御できるようになる。
#=いわゆる「歌い方の調整」も、いつものFLの環境で出来てしまう、という事。
尚、これはFLStudio上でのみ動作する Dashboardです。所謂 VST/VSTi プラグインの類ではありませんので、他のDAWから利用する事は出来ません。

変更履歴
Ver 0.91 … 一部コントロールのIDがデフォルト名のままだった点を修正。V.DEPTH のCC#を修正。歌詞位置コントロールの機能を追加。
Ver 0.9 … 初リリース
どんな事が出来るのか
こんな事が出来ます。一目瞭然。これらのフェーダーが、右にちらっと見えている「Vocaloid Editorに描くような」任意の波形でリアルタイムに動きます。
※注・下図での Vocaloid VSTi は VSThost+MIDIYoke 経由で外付け状態になっています。

 @表情プロパティをリアルタイム操作 (Ver 0.9 〜)
  Vocaloid固有の以下のプロパティを FLStudio上から「いつものフェーダーな感じで」
  簡単にコントロール出来るようにします = つまりオートメーションも余裕。


  現在利用できるプロパティは以下の通りです。各々の意味については Vocaloid製品付属のマニュアルを参照して下さい。
  また Ver0.91 現在、一部の動作が怪しいです。(各コメントに注意)

  [全て正常]
    1. DYNAMICS
    2. BREATHINESS
    3. BRIGHTNESS
    4. CLEARNESS
    5. OPENING
    6. GENDER

  [微妙]
    7. V.DEPTH (Vibrato Depth) ※← Ver 0.91 にて修正。しかしやはり効いていない感じが…?
    8. P.BEND (Pitch Bend)   ※← ダミー。下記参照。
    9. POLY           ※← 一応動作する。しかし微妙(原因不明)。ただこれについて普通、楽曲途中で変更したりは
   10. MONO           ※  しない物だと思うのでこのままリリース。出来たら VSTi パネル側で設定しておいて下さい。

     ※P.BEND … ダミーですが、むしろ元々普通にピアノロールで書ける&PITCHノブで操作できるので実は不要。
      単に同パネルに簡潔にまとめたかっただけ。

      利用したい場合、これはただの Internal Control として現れるので、
      [ChannelSettings] の [Pitch] を右クリック → [Link to Controller] → [Internal Controller] から
      「Vocaloid - pbend_fader」を選択する等して下さい。



 A歌詞ヘッダの移動 (Ver 0.91〜)
  RealtimeVSTiの歌詞パネル上での位置を移動させます。ちなみにコントロールも(当たり前ですが)ピアノロールに記録する事が出来ます。

  1. [<<]			RealtimeVSTi 上での歌詞の現在位置を 2文字(※1) 戻します。
  2. [REWIND]		RealtimeVSTi 上での歌詞の現在位置を先頭に戻します。
  3. [>>]			RealtimeVSTi 上での歌詞の現在位置を 2文字(※1) 進めます。
  4. TAB NUMBER	RealtimeVSTi の歌詞パネルのタブを切り替え(※2)ます。
  
  ※1 … 何故2文字かと言うと、FL Dashboard 側での最大値設定の仕様と VSTi側での値の扱い方の差のせい。
       VSTi側はコントロールに「"0"が来ると1文字移動する」仕様になっているが、Dashboard側は MIN=0 とした場合 MAXも0 とは
       設定できないため、このようになっている。…別コントロールで数値を直接送れば良いんだけど、今Verではこのままリリース。
  
  ※2 … 現在位置の移動も同じなのですが、タブ切り替えも移動も「現在発音中」な状態で指定してもVSTに無視されます。(先行入力されない)
       なので使用する場合は必ず、「休符状態, 停止状態, 発音していない瞬間」に、指定するようにして下さい。
そもそもこれって無いとダメな物?
一番大事な点。「やってみたかった」。コレです。
実際使える物ですが、無いと困る物ではありません。製品付属のマニュアルに記載されている CC# 見ながら
Edit events in.. を行えば、これが無くても同じ事が出来ます。
注意・使用に際しての事前準備
以下の VSTi 音源モジュールを FLStudio がプラグインとして認識できる場所にコピーしておく必要があります。

  1. VOCALOID2.dll .. *念のため*
  2. VOCALOID2_Realtime.dll .. RealtimeVSTi 音源モジュール [ これが必要 ]
  3. VocaloidVSTi.dll .. *念のため*
デフォルトのインストール場所は各々環境によって異なるかもしれませんが、こちらの場合は
C:\Program Files\Steinberg\VSTplugins\VOCALOID2 ← ここの配下にインストールされていました。

これらを全て、通常の VSTiプラグインフォルダ以下にコピーしておきます。

※注意・3つともコピーしないとダメなようです。VOCALOID2_Realtime.dll のみコピーして使用しようとすると落ちます。

とりあえず試してみたい方へ/簡単な使い方
 1. FLを起動 (※1) 
 2. [Channels] → [Add one] から Vocaloid2_Realtimeを追加。 
 3. [Browser] → [Plugin presets] → [Generators] から VocaloidControllerR を追加。 
 4. 両方のPORTに同じ値をセット(例えば0) 
 5. Vocaloid側のパネルから Lyrics Edit 起動。適当に歌詞を書く。例)「あいうえお」 
 6. コントローラ側のピアノロールに適当にメロを書く。例)5文字分なので5ノート 
 7. Play押下 → VSTパネルの [Aa]も押下。再生中に適当にフェーダーを操作して反応する事を確認 → とりあえず停止。 

 8. コントローラ側、適当なフェーダの上で右クリック [Edit events in Piano roll] を選択。 
 9. ピアノロール下段に適当に波を描く。 
 10. (念のため コントローラの REWIND を押下した後) もう一度 7。自動で変化する様を確認する。 

 #VSTHost + MIDI-Yoke を使わず、また Edit events in.. も使わない場合は多分何もメリットありません。 
 #後、7で [Aa] を押下しないと発声されないのは Vocaloid側の仕様です。 
 #これを回避する為には、VSTHost + MIDI-Yoke を使う必要があります。 

 ※1: Vstiプラグインを移動後、初の起動の際には [Channels] → [Add one] → [More] でプラグインリストを開き、 
    [Refresh] → [Fast scan] で現れる "VOCALOID2_RealTime" の [F] をクリックし、使用できる状態にしておく必要があります。 

    #[F] がチェックされると、次から [Add one] で選択できるようになります。 
    #もしもリストに現れない場合は、前述の DLL の配置場所を確認して下さい。 
		
FL8の新機能を用いた応用編
FLStudio8から追加された Analysis。


 Edison あるいは SliceX の [Tool] → [Analysis] → [Convert to score and dump to Piano roll] 
 と併用すると… 簡単に「マイクで歌った自分の歌の音程で、Vocaloid が歌う」が再現できます。 
		


諸注意
 ・本ダッシュボードを利用する分には全く必要ありませんが、FLStudio - Dashboard について詳しく知りたい方は
  本体付属のマニュアル or 下記本家のマニュアル or FL Studio @ ウィキ 等を参照して下さい。

  http://www.flstudio.com/help/
  http://www.flstudio.com/help/html/plugins/Dashboard.htm


 ・本ダッシュボードは FLStudio8 にて作成し動作を確認しています。
  多分7以前 でも動作はすると思いますが未確認です。ご了承下さい。


 ・あとお約束ですが、(特に何も起きないとは思いますが)本ダッシュボードを利用して何かトラブル等が発生したとしても
  当方は補償等、一切の責任を負うことはできません。あくまで自己責任の上でご利用下さい。



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